俺的AIR

ちょっと遅いですが・・・


ＤＲＥＡＭ


神尾　観鈴

どんなに仲良くしようとしても、癇癪を起こして遠ざけてしまう。
逆に近づきすぎると、その人もろとも病んでしまう。
そんな悲しい運命を背負った少女。
彼女は空の夢を見る。空にいる少女の夢。
それはとても悲しい夢。
その夢がなにを意味するか、往人は知っていた。
それは代々言い伝えられてきた事。
少女が最後の夢を見たとき、その少女は・・・。

かなり切なかったです。最後のほう。
動けなくなったあたりから、かなりヤバかったですね。
もうエンディングが流れる前のあたりなんてねぇ(^^;
あんなキャラだとは始めイラスト見たときには思いませんでしたよ。
だからハマるとも思わなかった・・・。
でもまだＤＲＥＡＭ編は観鈴にとって序章なんですよね〜。
だから初クリアのときは「？？？」って感じでしたよ。
まあそれもＡＩＲ編やった後はもう・・・（何）

ちなみにＤＲＥＡＭの観鈴は、エンディング流れる前までで終わらすほうが
いい感じに思うのは俺だけか？
エンディング後はＡＩＲ編につなげるためのもんですからねぇ･･･。


霧島　佳乃

彼女は魔法を信じていた。
バンダナに封印された、あるはずもない魔法・・・。
でもそれは大事な人との約束だったから・・・。
そう、彼女は覚えていないが、それは姉との約束。
約束を守れなかった姉の、せめてもの償い。
あの日、あの夏祭りの日から始まった、長い長い罪滅ぼし。
それが少女を縛っているとも知らずに・・・。

う〜〜ん･･･なんか他のふたりに比べるとフツーすぎるんですな(^^;
Ｋａｎｏｎならまだよかったかもしれませんが、ＡＩＲじゃちょっとインパクトが･･･。
「さようなら」がテーマなこのゲームで、唯一住人が一緒にいますしねぇ。

あの羽根の意味もＳＵＭＭＥＲ編やんないと全然わかんないんですよねぇ。
やった後はもう「あ〜なるほど！」って思うんですけど(^^;
白穂さんを秋子さんと言っちゃダメですよ（爆）


遠野　美凪

彼女はずっと夢を見ていた。
母親が夢の中にいるのと同じく、「みちる」という夢を・・・。
みちるはいつもそばにいた。
それは空の少女がくれた幻。
うまれてくるはずだった少女のたましい。
母親が夢から覚めたとき、それは彼女が夢から覚めるとき。
たとえそれが悲しい別れでも・・・。

なんか上の二人に比べてかなり確信ついてますな↑(^^;
いやぁ、よかったです。このシナリオでも泣きましたな(^^;
あの、美凪の母親が美凪のことを「みちる」というあたりからやばいって！（爆）
あそこは鳥肌立ちました(^^;
このシナリオがＤＲＥＡＭ編では一番でしょう！（爆）
ちなみに美凪は観鈴と同立１位です（笑）

つーかどうしても美凪は舞＋佐祐理さんな気がするのはやっぱ言っちゃダメ？（爆）



ＳＵＭＭＥＲ


神奈備命（かんなびのみこと）

少女の背には翼がある。それは飛べない翼。
彼女は人とは違っていた。
しかし、彼女に仕えるふたりだけは、彼女の翼を忘れさせる。
その者達といるときは、まるでそう・・・家族のようだった。
彼女は憧れていた、家族というものに。
そして生き別れた母親に・・・。
しかし、母親と再会したとき、それは別れのときだった。
母親を失い、全てを捨てて、少女は空に昇る。
いつまでも癒されることのない、深い悲しみを、その翼に宿して・・・。

なんか終わった後の感想、「ああ、なるほど」
いやぁ、ＤＲＥＡＭ編の全ての謎が解決しましたから（笑）
これって、「ｔｈｅ １０００ｔｈ ｓｕｍｍｅｒ」が示す通り、
やっぱり１０００年前の出来事なんですかねぇ？
じゃあ神奈は１０００年も・・・。

裏葉さんのあの不敵な笑みがかなり気に入ってたり（笑）
ちなみにSUMMER編やってからDREAM観鈴編やると
観鈴が見てる夢が全部わかって楽しいです。



ＡＩＲ


みすずとそら

少女は一羽のカラスと出会った。
それは偶然？運命？
カラスは「そら」と名付けられた。
少女がずっと見つめている「空」と・・・。
そらは全てを見ていた。
そして全てを思い出す。
しかしその記憶はあまりにもその身体には大きくて・・・。
最後に言えた言葉は「さようなら」だけだった。
しかし、人であったころ、「往人」であったころの思いは残る。
「みすずのそばにいたい」
ただそれだけは。
しかし少女は行ってしまった。
悲しみの空へ・・・。
そらは飛び立つ。その翼に、残されたものの思いを宿して。
ずっと恐れていた、
彼女と一緒に行こうとした、空へ・・・。

・・・号泣しました。６回も（爆）
ああいう最後は弱いんですよぅ（；；）
観鈴は最後は幸せだったんですよね！
最後は笑顔だったんだから！
というか、なんでもかんでも「奇跡」で済ませてたKanonと違って、
どうしても逃れられない運命があるというAIRのほうが重いですな。
いや、Kanonが悪いというわけじゃないですよ？
あれはあれですごい好きですから。

イロイロと気がついたことがあるんですよね〜。
最後、１４日って観鈴は全ての記憶戻ってるんですよね。
だって、ゲルルンジュースのこととか、往人のこととか・・・。
カラスのこともちゃんと「そら」っていってますからねぇ。
あと、最後の日の朝、観鈴が言ってた夢の内容って、
本当に最後の夢だとか・・・。
あの最後のほうで出る空を飛んでる絵、
あれって一緒に翼竜が飛んでるんですよね。
つまり翼人の最初の記憶＝最後の夢。
観鈴は最後の夢を見てたんですねぇ・・・。
あのロゴにも出てくる、最後の少女、
彼女は何者なんでしょ？
俺的には最後、飛び立った「そら」によって救われた、
神奈の生まれ変わりじゃないかと・・・。
だって往人がそらになって転生してるんだから、
それぐらい・・・。
じゃあ少年のほうは柳也か？（笑）
でもそれだと結構言ってる事が通じたり。
「彼らには過酷な日々を」とか、
「無限の終わりを目指して」とかねぇ(^^;

観鈴が死んでしまう理由、それはSUMMER編で言われてるんですよね。
裏葉さんが最後のほうで、
「神奈は人間として転生する。
でも翼人の記憶は人間の身体には耐えられない」って。
これって住人が言っている、「大人になれずに死んでいく」
というヤツなんですよね・・・。

しかしまさかDREAMの最初で流れる言葉が
翼人に語り継がれている話だったとは・・・。
初めてやる人はみんな往人の血族の話だと思いますよ。
SUMMER終わっても(^^;
あれはウマイと思いましたね。



全体を通して


この話ってテーマは「さようなら」なんですよね。
オープニングアニメの最後でも出ますし・・・
エンディングタイトルでもそうだし・・・。
かなり要所要所で出ますしね（笑）
だからどうしても悲しいお話に・・・。
まあシナリオライターさんがKanonで
舞編と真琴編書いた人って時点であらあらな訳ですが･･･(^^;

もう一つのテーマとして「家族愛」があるんですよね・・・
佳乃と聖の、美凪とみちるの、それぞれ母親との、
そして観鈴と晴子の・・・
なんかもう恋愛AVGじゃないですな(^^;

まあ人によって思うことは違うと思いますから。
この「AIR」という話は。
あくまでも「俺的」です。これは。